企画書の構成やデザインがいくらすばらしくても、企画の中身が悪ければ意味がありません。
企画書を書く前に、まず自分が考えた企画が市場にマッチするか、顧客が欲しいと思う商品・サービスなのかを検証・分析する必要があります。
企画の 「C:コンセプト」 と 「T:ターゲット」
企画のコンセプトとターゲットを絞込み、整合性をとることが企画の成功に大きく影響します。
良い商品を作れば売れるという神話はいまや過去のもの。
ただ漠然と市場に、広告をうつなどの単純なマーケティングでは売れない時代です。
ターゲットをセグメントし、そのターゲットにあわせた商品・サービスを投入して検証することが重要です。
コンセプトメイク、セグメントするには、
各種調査や分析が必要です。
企画の 「P:プロセス」 と 「T:ツール」
各種調査・分析の結果、一度「仮説として立てた」コンセプトとターゲットにブレがないことを検証できたら、その企画(事業、商品やサービス、イベントなど)を実際にどうやって市場に広めていくか、どうやってお客様に買ってもらうか、具現化する手段を講じます。
このように、
「コンセプト・ターゲット整合」した企画を実現するためのアクションプラン(行動計画)を「プロセス・ツール設計」といいます。
個客心理に沿ったプロセスに適するツールを繰り出すことで、お客様に行動してもらう仕組みを考えていきます。
以上のように、成功する企画書を書くためには
①企画のコンセプト・ターゲットの整合をとり、その企画を具現化・成功
させるために、
②顧客の心理段階にあわせたアクションプラン=販促プロセス・ツールを設計します。
企画のCTがあいまいで、その企画がうまくいくかどうかの設計されていない、いわゆる提案書が多い中、このCTPTを
踏まえた企画書であれば、上司やプロジェクトメンバー、提案先のクライアントを唸らせること間違いなしです。