商品企画はマーケティングの重要な業務です。市場の多様化、商品ライフスタイルの短命化低価格化傾向といったビジネス環境の中、商品企画の重要性はますます高まっています。
現在、商品企画スタッフに求められるのは、アイデアだけではなく、システマティックな企画手法をもとにした戦略的な思考です。時代を読み、マーケットを読み、マーケットに先駆けて商品を仕掛けることが重要なポイントです。
1.表紙
タイトル・表紙は、最初に視覚に入る重要な項目です。
相手に企画の目的がはっきり伝わるようなものにしましょう。
2.目次
目次には企画書の構造的な概要が示されています。プレゼンテーションの趣旨によって表現手法を変えましょう。
3.目的・目標、商品企画方針
企画意図・目的が相手に素直に伝わるような書き方をすることがポイント。ストーリーを単純明快に表現し、因果関係のステップを踏んだ図解をしましょう
4.市場調査・競合分析
マッピング&ポジショニングやトレンド分析などをして競合と自社商品の位置関係を明らかにします。
5.商品コンセプト・ターゲット
アイデア発想法から、商品のコンセプトを決め、ターゲットを絞ります。
6.商品企画案
商品スケッチ、仕様、価格、競合情報、訴求ポイントなど、1枚で表現します。商品アイデアの数だけ作成します。
7.フローチャート・スケジュール
起ち上げからどれくらいの期間を睨んで商品開発~プロモーションまで実施していくのか、具体的な数字で展開目標をはっきりさせましょう。
8.収支計画
この収支計画が無ければ画竜点睛を欠いてしまいます。起ち上げまでにどれくらいのコストがかかり、回収はどの部分でできるのかを記載します。
9.参考資料
参考資料として、マーケティング資料やアンケート調査結果、組織体制などを添付するとプレゼン効果も高まります。