事業システム全体と個々のシステムや業務との関連を日頃から見渡しながら企画の訓練をし、シミュレーションしておくことは重要です。
新事業の成功確率を高めるため、そしてあらゆる企画業務に必要な戦略的思考を発揮するため、新事業企画の立案のポイントを確実に押さえておきましょう。
1.表紙
タイトル・表紙は、最初に視覚に入る重要な項目です。
相手に企画の全体がはっきり伝わるようなものにしましょう。
2.目次
目次には企画書の構造的な概要が示されています。プレゼンテーションの趣旨によって表現手法を変えましょう。
3.はじめに 企画の目的
企画意図・目的が相手に素直に伝わるような書き方をすることがポイント。ストーリーを単純明快に表現し、因果関係のステップを踏んだ図解をしましょう
4.事業化の意義
「なぜこの事業を起こすのか」事業化の意義を現状の問題点や市場・社会環境等の外部環境、社内の内部環境などと結びつけ、因果図を用いて表現します。
5.期待効果
事業化の意義を市場機会と結びつけことにより、その期待と効果を伝えます。因果図を用いて表現することで、説得力を増します。
6.事業目的と事業ドメイン
事業目的の分類を図解します。事業ドメインを設定することで、事業の競争領域活動内容などの企業の方向性を示します。
7.経営目標・スケジュール
起ち上げからどれくらいの期間を睨んでビジネス展開していくのか、具体的な数字で展開目標をはっきりさせましょう。
8.収支計画
この収支計画が無ければ画竜点睛を欠いてしまいます。起ち上げまでにどれくらいのコストがかかり、回収はどの部分でできるのかを記載します。
9.参考資料
参考資料として、マーケティング資料やアンケート調査結果、組織体制などを添付するとプレゼン効果も高まります。