マトリクスでアイデアを出す
アイデアで頭を悩まさなくなるもっとも簡単な方法のひとつです。縦軸と横軸にパラメータ(要素)をもうけ、そこでできたマトリクスを穴埋めするようにアイデアを書いていきます。
シーズニーズマトリクス
自社の技術や材料、アイデア(シーズ)と顧客の要望(ニーズ)を縦軸と横軸に設定し、そのマトリクスからアイデアを発想する方法です。
縦軸と横軸を設定した上でむりやりマトリクスの空白をうめていくので、思いもつかなかった組み合わせにより意外なアイデアがでます。
また、アイデア数で勝負したいときは、両軸の数を増やせばいいだけです。たとえば縦横10マスずつであれば100ものアイデアを強制的に出すことができます。
シーズとニーズの欄に、該当事項を記入し、掛け合わせでできるウインドウ(窓)を、じっと凝視していると、シーズとニーズがキーワードになり、創造力が刺激され、新事業や新商品のアイデアがぞくぞくとでてきます。
モホロジカル・スケッチ
アイデアを出すとき、どうしても先入観にとらわれがちです。それを排除し、すべてのパラメータを取り出しその掛け合わせだけ可能性を考えるのがモホロジカル分析です。
たとえば、
「パラメータ1:表面素材」、「パラメータ2:形状」、「パラメータ3:入力機能」というように、パラメータを決めて、それぞれのパラメータを掛け合わせることで、多数のアイデアを出し、その中から一番いいものを商品化するというアイデア発想方法です。
強制連関マトリクス
市場にある主流の商品・サービスではなく、その周辺で成長するもの、つまり傍流商品・サービスのアイデアを発想する方法です。
あるヒット商品をきっかけにその市場が拡大していく中、共に成長する商品の傾向をとらえるのに適しています。
たとえば、
現在ヒットしている商品が開発されてから市場に流通、購入後のフォローの流れ(縦軸)に対し、部品や人材、支援(横軸)という項目をうめていくと、
ヒット商品の傍流商品・サービスのアイデアが生まれてきます。